ワルビアル♂・ガット

「何度見てもいい眺めだ。気分いいぜ」
ワルビアル♂・ガット(Gat) =くたばれ!
意地っ張りな性格。31歳、180cm。一人称は俺。二人称はお前・てめえ。口は汚い。相手が誰であろうと口調は変わらない。
古代を生きた人を見つけては拉致監禁してる危ない人。でもレオナードの名を知らないとわかるとすぐ解放する。
ガサツで周りの迷惑を考えないが、意外と紳士的な面もある。
見下すような態度を取ることが多いが、古代人はともかく現代人には普通に優しい。
クレイグの腹を斬りつけた張本人。忍と組んでからはなんだかんだでふたりに心を開いた。
貴族が住むような広い屋敷に少人数で暮らすという、ちょっと変わった生活をしている。
左手薬指に指輪を嵌めている。明るいところではゴーグルをつける。
武器を持つようになってからそれほど経ってないが、それを感じさせない腕前を持つ。ライフルと短剣2本所持のスナイパー。
様々な方面に素質を持つ。どんな武器を持たせてもすぐ慣れる。

過去(クリックで開閉)
古代を生きたレオナードは、女王エクサールを陥れて国を崩壊させた。
エクサールに仕えた一族の生き残りたちは、レオナードの子孫を捕まえて思いつく限りの拷問をしかけた。首輪、手枷、足枷、ベルト、猿轡、鞭、火、水、とにかく痛めつける行為はひととおり行ってきた。
ガットもまたレオナードの子孫であり、貴族の持つ牢獄に繋がれて人とは思えぬ扱いを受けてきた。

ある時、牢獄の持ち主である貴族の令嬢リコリスは地下に繋がれたガットを発見し、事情を何も知らないまま解放しようとした。そのときは失敗に終わったが、彼に言葉が通じないと知ると言葉を教えた。
後に婚約者としてガットに指輪を送り、「私がそばにいられなくなったらそれを売ってお金にしなさい」と付け足した。
だが彼女は拷問官たちに捕まるとガットの眼の前で惨たらしい殺し方をされた。
しかし、それがきっかけで拷問官たちは「そこまでしろとは言っていない」「こいつを解放しようとしたのだから当然だ」などと仲間割れを始めた。
もはや彼らはなぜ彼を拷問していたのかすら忘れていたのだろう。
結局、仲間割れが転じて殺し合いになり、ある1人を除いて全滅した。

その後、ガットはなぜ自分たちがこのような仕打ちを受けなくてはいけなかったのかを知ろうとした。
古代を生きた人々を捕らえては自分が受けた拷問に近い仕打ちを与え、しかしレオナードを知らないとわかるとすぐに解放した。
そしてクレイグと忍に出会った彼は、ふたりに自分の経緯をすべて教えることになる。